カット一万円の美容師と呼ばれるようになって。

こんにちは。

株式会社Maison-de-Merli代表取締役写心美容家の守部健太です。

と言っても初めましての方もいるかもしれないと思いますので簡単に自己紹介をしますと、

東京都世田谷区でMerli~hair×living~という完全予約マンツーマン制の美容室を経営しています。

よく読めないって言われるのですがこれでメルリヘアリビングって読みます。

まぁ経営していますと言っても今は一人サロンなのでそんな大それたものでもないですけどね。

僕を知っている美容師さん達からはよくこう呼ばれたり言われたりします。

「カット一万円の美容師」

「縮毛矯正の人」

「セミナーマニア」

「ブログいつも見てます」

「いつセミナーやるんですか？」

「高単価美容師」

などなど。

僕は自身が受講したいセミナーがあれば所構わずに全国に飛ぶのですが、

初めて行く場所で初めて会う美容師さんにもお声をかけていただけたりなんかすると驚き半分嬉しさ半分です。

と言ってもまだまだ超マイナーな存在です。

Facebookの友達も１０００人いませんしね。

今までは僕自身の周囲の人達とだけ繋がっていれば十分って思っていたので、

関わりの無い人たちがどうこうとか今の美容業界がどうこうとか興味が無かったし自分からどうこうしようなんて全然思っても無かったのですが、

周りの数名に背中をぐいぐい押されましていよいよ無視できなくなってきたかなぁと思い、

この個人のブログを始めることにしました。

まぁアウトプットと言うよりかは個人的なつぶやき程度で考えてもらえれば気が楽です。

最初に何を書くかかなり悩んだのですが、

この１２月でご新規のお客様のカット料金を一万円にしてちょうど半年経ったのでそのことでも書こうかと思います。

先日Facebookのタイムラインを見ているとこんなことを書いている美容師さんがいました。

「カット一万円とかよっぽどの有名なカリスマならまだしも。」

どんな人かと思ってプロフィールを見てみると美容師なら誰もが知っているであろう業界でも有名なサロンで働く美容師さんでした。

そのコメントを見て僕としてはまぁ普通に常識で考えればそうだよなって思いました。

思いましたけど僕は有名でもカリスマでも無いですし有名な美容室出身でも無いのですがご新規のお客様からカットで一万円をいただいています。

ちなみに今年の１１月で３３歳になったばかりなので自分としてはハイキャリアのベテランってわけでも無いつもりでいます。

それでもこの半年間毎月のように１０名以上のご新規のお問い合わせがあります。

広告費はこのブログのサーバー代くらいですのでほぼ無いに等しいですね。

予約の空き状況の都合で実際にお受けできるご新規のお客様の人数は月に５名ほどですので、

この半年間で３０名ほどカットを一万円でさせていただきました。

もちろんカットだけのお客様もいればカットに加えて他のメニューもされるので、

メニューの組み合わせによってはいわゆる客単価というのが最高で税抜きの技術料金のみで五万円に達することもあったりします。

それだけに重圧や責任は常に大きいです。

でもそれを上回る満足度と結果に更に＋αを加えたものを提供することを心がけていますし、

それを継続することによって信頼を得ることが何よりも嬉しいから、

より学ぼうとしますしより頑張れます。

支持して下さるお客様に恵まれているのはとても幸せなことです。

それでも独立してからこの三年半でカットも含めてメニュー全体の価格を五〜六回は値上げをしているのですが、

最初は手が震えました。

カットだけでいうと僕はスタイリストデビューした時のお店のカット料金が四千円で、

その後お店を転々としながらで最高が六千円。

そして独立してからは六千円スタートで順に七千円から八千円。

このカットで八千円をいただくことを決めて最初に担当したお客様をカットする時は本当に手が震えました。

緊張と言うよりかは武者震いでしたけどね。

だからその一年後にはカットの料金は九千円を飛ばして一万円にしていました。

ちなみにちゃんとリピートして下さるお客様がたくさんいらっしゃるから成り立つんですからね。

そこで思うんですよ。

「カット一万円とかよっぽどの有名なカリスマならまだしも。」

とか言うのではなく、

「カット一万円とかまだまだ。うちはもっと上を行きますよ。」

くらい言って欲しいなぁと。

あくまで僕の勝手な意見ですが。

僕みたいなマイナーな存在がこれだけ頑張ってるのだから元々有名なサロンや美容師の方にはもっともっと自身の価値を高めてほしいなって。

もちろん営業スタイルやサロンのコンセプトとか違いはたくさんあるので何かと一筋縄ではいかないでしょう。

でも業界のトップにいる方達がより限界を高めてくれることによって、

僕は元より住宅地や全国の地方の美容師の価値の底上げにもなってくれると思うのです。

例えばカット二万五千円とかね。

そしたら地方とかでもカット８千円とかが普通になってくるかもしれないし、

美容業界全般が社会保険の加入にビクつくことも無いくらいの生産性になってくるかもしれないですよね。

美容師になろうとしている人達がみんなカット数万円を目指しているとかワクワクしませんか？

カット一万円の美容師がたくさん増えて普通になるような美容業界。

僕はそんな時代が早く来ないかなぁって思っています。

だってカット一万円の美容師とかって呼ばれるのなんか小っ恥ずかしいんですよｗ

なんか日にちを分けて書いていたらまとまんなくなってきたので、

続く。

のか？？

ブログのネタも募集していますので。

では。

最後まで読んで下さりありがとうございました。

Facebookの友達申請はこちらからお気軽にどうぞ→守部健太(写心美容家)のFacebook

サロンのブログはこちらから→メルリヘアリビングのブログ

Twitterのフォローはこちらからお気軽にどうぞ→守部健太(写心美容家)のTwitter

投稿者プロフィール

守部健太写心美容家

１９８３年兵庫県神戸市生まれ、大阪府枚方市育ち。高津理容美容専門学校美容科卒業後、就職を機に上京。都内５店舗とフリーランスの経験を経て、２０１３年独立。東京都世田谷区にＭｅｒｌｉ～hair×living～をオープン。都内のみならず、関東・全国の髪に悩む女性を顧客に持つ。「本当に価値のあるヘアサロン」をお客様に感じていただけるよう、日々技術と知識の探求に努め写心美容家として美容の匠を目指す。